男性は病院に運び込まれてきた段階ですでに心肺停止状態で、その3時間後に治療の甲斐なくなくなってしまったそうだ。
B型の血液を840cc輸血
男性に輸血した5680ccのうち、誤って輸血されてしまった量は840ccになることが分かりました。
病院の発表では男性が死亡してしまった原因は事故による大量出血が原因であるので、誤ってB型の血液を輸血してしまったことが死亡の直接的な原因とは言えないと主張しています。
しかしながら、医療事故調査委員会を立ち上げて、なぜこんな医療事故が起こってしまったかを検証していくそうです。
違う血液型が輸血されてしまったら
たとえ同じ血液型であっても、他人の血液が自分の体に入るとある程度の拒絶反応が起きてしまうそうです。
自分の白血球が他人の血液を敵の細胞だと勘違いしてしまって攻撃してしまうことに起きる反応だそうです。
しかし、現在では白血球を取り除いて、拒絶反応が起こりにくいように血液を新しい技術で改良しているらしい。
しかしながらこういうことはあくまで同じ血液の場合で、違う血液型が体の中に入ってきたら白血球はその赤血球を敵だと判断して総攻撃を行う。
入って来た赤血球は白血球からの総攻撃を受けてバラバラになってしまう”溶血”が発生する。
溶血した赤血球は体のありとあらゆるところに弾け飛んでいく、体の中でそのようなことが起こっているとき、その人は悶え苦しむことになる。
一説には地獄の苦しみだと表現されるようで、 尿が茶色に便が黄色になってしまうほどの影響が出るという。
2013年には国立病院機構熊本医療センターで、84歳の患者の女性に対して間違った血液型が輸血されてしまってその女性はなくなってしまうという医療事故が起きました。
こういうことはめったにない医療事故ですが、できるだけ確認しておいて、おかしいところがあったらその場ですぐに指摘するのが良いでしょうね。
O型の人が被害を受けやすい?
今回の医療事故のようにその女性もO型だったそうですが、O型以外の血液型の人は理論上O型の血液を輸血されても赤血球の破壊は起こらないそうです。
しかしながらO型が他の血液を受け取ると赤血球の破壊が起きてしまうそうです。
・・・なんだか理不尽ですね、自分自身もO型ですから”そりゃないよ”と愚痴ってしまいたくなります。
しかし考え方を変えてみて、O型はいろんな人を助けることができる血液だとポジティブに考えてみようと思います。
なお、医療が発達した現代社会ではよっぽど差し迫った状況でない限り、O型以外の人にO型の血液を輸血することはないそうです・・・
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