横浜市でヒアリ500匹発見も女王アリが確認できず

　 強い毒を持っているために人間にとって非常に有害なヒアリが、横浜市の港から500匹を超える大集団が確認されました。

　今まで東京や関西圏で上陸が確認されていた小集団の規模ではなくて、500匹を超える大集団であるということは、すでに繁殖が始まって周辺に拡散しているのではないかという懸念が出てきています。

横浜の本牧ふ頭で発見

　7月14日に環境省が横浜市の本牧ふ頭でヒアリの調査を行ったところ、アスファルトの亀裂部分に200匹を超えるヒアリが見つかったそうです。

　それだけではなくて見つかったところの周辺では、ヒアリのさなぎや幼虫がそれぞれ100匹以上見つかったと報告がされ、 羽根突きのオスも確認された。 

女王アリは確認できず

　ヒアリといえば物凄い繁殖力で数を増やしていくのが特徴で、女王アリは一匹で1日1000匹から2000匹のヒアリを産むそうです。

　しかもヒアリの巣であるコロニーは、女王アリが一匹だけしかいないということではなく、一つのコロニーに二匹も三匹も女王アリがいる可能性があるそうです。

　 オーストラリアなどでは一番最初にヒアリリが上陸した時の対応に失敗してしまって、最終的にヒアリを全て駆除するために15億円もの費用がかかったと言われています。

　今回横浜市で見つかった大集団も、さなぎや幼虫がいることから女王アリがいることは間違いありません。

　なので環境省はもうすでに繁殖が始まっていたのではないかと見ています。

　横浜市や環境省は本牧ふ頭の周辺に駆除用の餌を仕掛けるなどして、 なんとかヒアリが日本全土に拡散して行かないように対策をしています。 

何とか繁殖を防いでもらいたい

　人間にとって危ないヒアリの繁殖を是非とも防いでもらいたいと思います。

　それに圧倒的な繁殖能力から日本の生態系に重大なダメージを与えてくるかもしれないので、本当に厄介ですね。


　今の水際で防ぐことができれば一番良いと思うので、是非とも頑張ってもらいたいです。