2017年6月4日日曜日

五月病や六月病は軽く考えると危険! 新入社員も中堅社員も早めの対処を

 皆さんは六月病という言葉をご存知でしょうか? 五月病という言葉は聞いたことがあると思いますが最近は六月病と言う言葉が注目を集めています。



主に職場などの人間関係の悩みでおきる 


 五月病と同じく正式な病気というわけではなくて、職場などで急激に変わる人間関係に慣れることができなくておきる適応障害の一つですが、不眠や頭痛、めまいや吐き気などが初期症状として現れて、それが悪化するとうつ状態になっていくそうです。
 ここ最近の5年間でおよそ30%ほど増えているそうで、それぞれ似たような言葉ですが病気にかかる人に違いが出るらしいです。


五月病と六月病の違い


  成城墨岡クリニック墨岡孝院長によるとこの二つの病気は一見似たような感じだが、 これらの症状がおこる人によって違いが出てくるそうです。
  墨岡孝院長によると五月病になるのは主に新入社員に多いそうで、就職などによって今までの人間関係から学校生活と異なり極端に環境が変わってきてしまうことによる多大なストレスが原因だそうです。

 対する六月病とはもうすでに社会人になっている人が発症する可能性が高いそうです。
  五月病と違って新人ではないので相談できる人も限られていて、なかなか問題を解決できずじわじわと長期間続いていくそうです。
 
  

軽く考えると危険なので早めの通院を


 転勤や人事異動によって仕事の内容や場所、人間関係が変わったり、今までよりも責任が重くのしかかってきたりしたときに”頑張ろう!”と新しい環境に前向きに取り組もうとしますが本人のわからないところで確実に疲労がたまっていくそうです。
  その結果、疲れが溜まっているのにも関わらずなおも頑張ろうとしてしまって、 小さな失敗を繰り返してしまい精神的に追い詰められていく状態になってしまうことになります。

 それが明らかに自分や周りにも明確な証拠となって出てくるのが6月頃だそうです。
  初期症状の頃は”なんとなく調子が悪いなー”と軽く考える人が多いそうで、そのような状態を長く放置してしまうとその分症状を重くなってしまい、治すためには長い時間がかかってしまうそうなので、早めの治療が大切です。

  

アメリカやヨーロッパは9月病!?


 五月病や六月病などの病気は欧米などにもあるらしいですが、欧米では9月病と言われるそうです。
 なぜかと言うと欧米は学校の新学期が始まるのが9月からなので、9月病が問題になっていたり、クリスマス休暇明けの”January blues”という言葉が有名だということです。 


なぜ六月病が増えているのか?


 なぜここ最近六月病が増えているのかというと、皮肉にも企業の業績が全体的に底上げされることによって、人手不足に陥る一人一人の仕事量が増大していることが原因にあります。
  真面目で責任感の強い人は”自分がこの仕事を頑張らなければ”と責任を全て抱え込んでしまって、そこから逃げ出せなくなり発症してしまうようです。

  

どのように対処すればいいのか?


  当たり前ですが一人で仕事を抱え込まずに、自分や他の人たちと調整するや、カラオケやスポーツなどで気分転換をはかったり、 周りには言えないことを他の人には絶対見つからないところで日記に書いてみたりしたらいいそうです。
 しかしどうしても症状が重くなってしまう場合には、専門の病院でカウンセリングを受けることが重要です。 


六月病に絶対ダメなマイナスなこと


 このような状態になってしまった場合にやってはいけないこととして意外なことですが、 甘いものを食べたりお酒を飲んだり、週末に予定を詰め込むなどのことはしない方がいそうです。
 意外な話ですよね、甘いものを食べて癒されたり、ガバッとお酒を飲んでストレスを発散と言うことはよく聞くのですが、このようなことは逆効果だったようです。 

 なぜかというと精神的には落ち着くかもしれませんが、 血圧の上昇や内臓などにダメージを与えるそうで、その受けたダメージは体調の変化となって体にあらわれて結果的に気分を落ち込ませることになってしまいます。 
 確かに一時的には良い気分になったとしても体調が悪くなってしまったら結局元通りですよね 。

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