2017年5月31日水曜日

豊洲か築地かどっちもどっちの移転問題

 東京都の中央卸売市場の移転問題は混迷を見せています。
 結論を伸ばしに伸ばした結果、その維持費に莫大なお金を日々消費してしまうという悪循環に陥っているようです。



豊洲移転問題を経済的な面から見た場合


  経済ジャーナリストで、大正大学客員教授の渋谷和宏さんは”築地に留まるも地獄、豊洲に移るも地獄”と 豊洲移転問題の現場をそう表現しました。
  豊洲市場は今年の4月、採取した水から 環境基準値の100倍の ベンゼンが出てきてしまい、現段階ですでに6000億円を豊洲市場に投入しているのにも関わらずまたさらに費用がかかることになりそうです。

  それなら築地のままでいいじゃないかという話も出てきそうですが、豊洲をあきらめて築地市場を改修して使い続けようという話も難しいそうです。
  築地市場改修ということになると豊洲市場を諦めるということで、豊洲の土地を3000億円から4000億円で売却した後にそのお金を使って築地を改修するという方向になると思いますが、豊洲がそんな高額な値段で売却できるかどうかということは全くの未知数です。 


結局どちらもお金がかかる


 結局築地と豊洲どちらを選んだとしても、かなりの金額がかかる可能性があるということになるそうです。 
 しかしながら決断を先延ばしにしてしまうと、業者に対しての補償費用がどんどんと増えていくそうで、その額を1日に換算すると約1300万円にのぼるそうです。
 
 決断を遅らせるを遅らせるほど補償金の額は どんどんと増えていくそうで、一刻も早い政治的な判断が必要だと話しました。 

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