2017年5月28日日曜日

クラスター爆弾に日本企業が多大な投融資

 オランダに拠点を置いている国際NGOに所属するマイカ ・ベネスさん の報告によると、 クラスター爆弾を製造している企業に投融資をしている世界各国の金融機関の中に日本の企業も存在することがわかりました。

  

クラスター爆弾製造メーカーに投融資

 
 クラスター爆弾はアメリカ、中国、韓国の企業が製造していますがその企業に対して投融資をしているか、それとも一切の接触を拒否しているかなどを2013年から2017年の3月まで調べたところ、 世界から 166の 金融機関が 316億ドル (およそ3兆4000億円)を投融資したことが明らかになったと報告しました。
  日本企業でそのリストに分かっているのは 三菱ufjフィナンシャルグループ、 三井住友フィナンシャルグループ、 オリックス株式会社、 第一生命で その4社合わせた投融資額は、およそ2200億円だそうです。


クラスター爆弾は2010年に禁止条約が締結されている


  その条約には日本を含む 101カ国が批准していますが、今回の調査でクラスター爆弾の製造メーカーに最も多くの企業が投資している国が日本ということになりました。 
 この報告を受けた日本企業の対応はオリックスグループは”今後社内にて慎重に検討してまいります”と回答があった。
 他の三社は “個別の件についての回答は差し控える”と回答しました。


クラスター爆弾とは


 クラスター爆弾とは空から投下する爆弾ですが、 空中で広範囲に小型爆弾となってばらまかれるために、攻撃目標のみならず無差別に市民を巻き込む可能性があると危険視されている爆弾です。
 大量の小型爆弾が投下されるためにそのうちの何パーセントかが不発弾になった場合は、それはそのまま地雷になります。
 そのため仮に平和になったとしてもそこに歩いていた無実の人が被害を受けてしまう可能性があるということです。
 そのような特徴があるのでクラスター爆弾は”非人道兵器”と呼ばれているのです。

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