その処分・・・待った!!!
ビーズバッグを50年前くらいは、その当時少女だった人たちにめちゃくちゃ流行っていたそうですが、それも今や昔、今では全然見られないようになりました。
最近は使う機会がないからか持っている人たちも処分していく傾向にあるそうですが、そんな人たちに向けて”待った”の声がかかりました。
その声をあげたのは国立民族学博物館の池谷教授で、池谷教授は”ビーズバッグの歴史というのは長い目で見ると非常に重要な物もありますので、博物館の資料として保管させて保管させて貰おうかなと思っております”
と話し、いらないビーズバッグがあったらこちらの方に譲ってもらいたいと、国立民族学博物館側は話しました。
現在はビーズバッグを作る職人も激減
経済成長が始まってから流行が終わってしまったビーズバッグは、もうすでに数少ない工場で細々と手作業でわずかな数が製作されるまでに減少してしまいました。
実際にビーズバッグの制作に携わるためには、5年ほどの修行が必要なそうで、伝統工芸品の職人のようなスキルが必要になって来るそうです。
そこで働くおばさんは1個1個本当に小さくてこじんまりしたビーズを、一瞬のうちに針を通して刺繍して行きました。
このような神業を当たり前の様にこなしていきながら、片面だけで2万個以上のビーズを使うそうなので、最長1年ぐらいの時間をかけて作り上げていくのです。
その制作現場を見る限りは、まさにこれは現代アートだと、作る手間と出来上がったバッグの美しさを見て思いました。
これを使わないから捨ててしまうと考えてしまうのは、確かにちょっと待った方がいいですね。
実際ぱっと見可愛らしい
大昔に廃れてしまったビーズバッグですが、私はぱっと見て可愛らしいなと新鮮な気持ちで見ることができました。
ファッションは”もうそれ古いでしょ、もう全然流行りじゃないし”という空気になったデザインでも、時間が流れることによって逆に新鮮に感じて再び流行するということがあるので、もしかしたら今後ビーズバッグの再流行があるかもしれません。
白黒写真の時代の人ではなくて、今の女性がビーズバッグを持ったら、どんな雰囲気になるのかすごく興味があるので、個人的には流行りが来て欲しいですね。
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