2017年7月5日水曜日

ヤマハなどの音楽教室が文化庁に反対署名、JASRACとの裁判が終わるまで

 JASRAC(日本音楽著作権協会)は来年1月から、音楽教室に対して著作権が切れていない曲を演奏する際には、著作権使用料をしっかり払うようにと文部科学省に届出を行いました。

 これに対抗してヤマハなどの音楽教室の運営会社は"レッスンは公衆に対する演奏ではなく著作権法には及ばない" と主張して裁判に発展しています。
 


文部科学省に55万人を超える反対署名を提出


 JASRACに続いて音楽教室の運営会社側も、教室に通っている生徒やその家族からの署名なのか、なんと55万人を超えるものすごい数の署名をあつめて文部科学省にそれを提出しました。

 そして、JASRACとの裁判の決着が終わるまで、著作権料徴収の手続きを待っていて欲しいと文化庁に要請しました。

 本当に音楽教室の運営者側が文化庁に持ち込んできた反対署名の量はものすごい数で、ダンボールが何個も何個も積み上がっていました。


個人的には音楽教室の運営会社を応援


 個人的な感情では音楽教室の運営会社の方を応援したいですね、JASRACはなんでもかんでも著作権著作権とお金にうるさいイメージがなんとなく頭にこびりついています。

 過去には個人経営のカフェで音楽を流していたら、JASRACが土足で乗り込んできて、ピアノごとその店から奪い取っていったと言う噂話がまことしやかにささやかれています。

 本当なのか分かりませんが、とにかく著作権料の徴収に命をかけているというスタンスは間違いないです。

 そのお金が全て曲を作った人に流れるのなら納得できますが、JASRACといえばなかなか良くない噂をよく聞きます。

 JASRAC自体が天下りの団体だったり、集めた著作権料を自分の幹部たちの財布に収めて、そこから曲の著作権者にお金がわたっているという理不尽な徴収の仕方です。

 著作権料の何パーセントがJASRACにそのまま止まるのか、何パーセントが曲を作った人に行くのか、我々の目に届く範囲にそういう情報が全く出てこないので、不信感はさらに増大します。

 そもそもJASRACの人達は音楽が好きなんだろうか、という根本的な疑問が払拭できません。

 音楽を金銭的な問題としてしか見ていないのではないかという疑いを、さらに深めてしまいます。

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