2016年4月2日土曜日

羽生結弦が優勝のハビエル・フェルナンデスに見せたスポーツマンシップ

ハビエル・フェルナンデス(スペイン)の圧巻の演技で1位の表彰台にはフェルナンデスが立つことになった。

自身が飛ぶことができる。 2種類ある4回転ジャンプを組み合わせ、さらにスピンやステップも完璧に滑り切り、自己ベストを大きく上回り、堂々の優勝を飾った。

そしていつものラテン人らしい。満面の笑顔と共に花束を投げ入れてくる観客席に投げキッスで応えた。

フェルナンデスはオーサー・コーチにカナダで指導してもらう、いわば羽生の同門だ。交際相手は世界女王にもなったことがある日本の安藤美姫だ。

しかしフェルナンデスは右かかとを負傷していたが、今期最後の滑りを最高のものにしたいと意気込み負傷をものともしない滑りで2連覇を達成したことで満面の笑みを見せた。




互いの健闘を称えるさわやかな2人のスポーツマンシップ



このライバルの滑りに羽生結弦は思わず「参った」と言わんばかりに腕を上げ下げしながら頭を下げた。その仕草はかつて羽生が優勝したときにフェルナンデスがとったポーズだ。

お互いに自分が優勝を狙っているし、相当の負けず嫌いだろうにトップに立った選手に対しての敬意を表す同門の2人はまさに盟友と言っていいのではないだろうか?

一方7位に終わった宇野昌磨は悔しさを抑えられず、涙を流した。この大会に向けてがむしゃらに努力してきたことが結果に結びつかずに自分を責めているようだった。

しかし、宇野と羽生がそれぞれ7位と2位に入ったことで、合計順位が9位になり、日本は来年の世界選手権出場枠を3枠得とくすることになった。

2人のフィギュアスケートに一生懸命がんばる姿勢を尊敬せずにはいられない。これからの大会や冬季オリンピックも応援していきたい。

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